2020年春の大学受験について、たびたび報道されているように、「大学入学共通テスト(新テスト)」による影響が避けられない様子。
元々は、これまでのセンター試験と大学入学共通テストでは、問題も回答形式も変わることになっていました。
しかし、昨今、その大学入学共通テストにおいて変化が見られます。大きな柱は2つ・・
・英語の民間試験活用を延期する(2019年11月発表)
・数学と国語の記述式問題の延期が検討されている(2019年12月10日現在)
ということで、本来、新テストの大学入試改革の目玉であったはずの中身が、根底から変わりつつあるとも言えます。
ざっくばらんに言って、そうならば、いっそ、大学入学共通テストなど止めてこれまでのセンター試験のままでいいではないか、という声もあります。
受験生からも、新テスト反対の声も多数あり、新テストの中止を呼びかける諸団体の動きも一部では報道されています。
それはともかく、ここでは来春に受験する高校生、あるいは現在浪人中の受験生について、考えます。
そうです、新テストの行方も大事ですが、少なくとも今、来春の受験を控えている者にとっては、狙うべきはどんな路線でしょうか?
ズバリ、『難易度の高い大学が狙い目』と勧めている記事があります。
どういうことかと言うと、ここ数年の安全志向で、2019年度の受験(2020年春の受験)も、難易度の高い大学は、多くの受験生から避けられる傾向。
この流れでは、受験生が志望校のランクを下げるよりも、むしろ難易度の高い大学に出願するほうが有利?という考え方です。
図で見ると、特に文系で顕著ですが、人気の私立大学で軒並み、志望動向が下がっているとのこと。
私達から見ると、前年に対してたとえば94%が、下がったと言えるのか、ピンとこない感じもありますが、そんなことはありません。下がっています。
昨年度は、日東駒専(日本大・東洋大・駒沢大・専修大)では志願者が増えていたのです。
今年度は、日東駒専も減少しています。むしろ桜美林大学、武蔵野大学といったところで志願者増加。
この傾向で受験すると、じつは、ランクを下げることで、絶対受かると思って受けた大学で不合格というケースも有り得ると分析されています。
「特に文系では難関私立大を敬遠する動きが顕著。
偏差値が60以上の受験生では早慶上理の志願が大きく減っている。
同じように、偏差値50台ではMARCH・関関同立以上の志願が、偏差値40台では日東駒専・産近甲龍以上の志願が減っている。
挑戦しない受験生が昨年以上に多い様子がうかがえます」
(AERAdot 12月8日 より)
そもそも、平成16年度入試から、都市部の人気私大で合格者数が減り、難易度が高くなっています。
その背景には文部科学省が、地方から都市部への進学者の流入を問題視して、定員管理を行ったから・・
そこについては今さらです。
しかし、ともかく2019年度受験について、安易にレベルを下げると、逆効果とも言える現象が起きうるということを頭に入れたいです。
迷っているなら、むしろ早慶を目指すべき!?という話でした。
もちろん、そんなにコトは単純ではありませんが、検討材料の一つとして頭の片隅に入れていただけると幸いです。